かすみん生い立ち③
通信制の高校は週に一回学校に通うものでした。
学校までは自転車→電車→バス→徒歩で、結構時間がかかっていました。片道で90分位はしたかなと思います。
最初の頃は他人が怖かったので移動だけで疲れて、帰ったら3日は寝ることしかできませんでした。まあ不登校の頃はほぼ寝て過ごしたので体力は大分落ちていましたし、しょうがないのですが。
それでも前の高校の時と違って気が楽に過ごせました。
皆お互いに知らない人で、授業で同じだった人も次はもう会わない、という人も多かったので友達を作る必要もありませんでした。
それと、中学生の頃のお友だちがいたことも救いでした。わざわざ学校に行ったのにその子と授業を一つも受けずに遊びに行ったのは良い思い出です。
お昼は適当に知らない人を誘って食べていました。そのときは知らない人に声をかけることが苦ではありませんでした。もう会わないし、と思っていたからでしょうか。
先生方もいい人で基本的に皆優しかったです。
将来看護師になろうと思ったときも、先生が通信制から看護大学に行った人を連れてきてくれて、一緒に話したりさせてくれました。
落ちこぼれてしまっても、それを取り戻すことは出来るんだなと思いました。そこから受験勉強も始め、看護学校を受験し合格しました。
そして通信制で2年学び卒業しました。