出産レポート②
こんにちは、かすみんです。
出産レポート①の続きです。引き続き箇条書きになっています。
内診グリグリのあと、陣痛を進める為に椅子に座ったり、部屋の中を歩いたりする。陣痛の間隔が1〜2分になる。
16時からの痛みがとても強く、今まではしっかり息を吐いて呼吸が出来ていたのに上手く呼吸が出来なくなる。
旦那さんのTシャツをつかんで、めちゃくちゃ引っ張る。声も「痛い〜ああああ〜」などと叫び、パニックになっていた。旦那さんのお母さんに「あーじゃないが、ふーだが。赤ちゃん息できんで苦しいよ」と諭してくれたが返事も出来ない状況。
痛みが限界だったのでベッドに横になる。この時に助産師さんが来て、「丸くなって〜ふーっと息して〜」とゆっくり声をかけてもらい、丸くなると少し痛みが和らいだ。その後はパニックにならずに呼吸出来たと思う。
段々とお腹の痛みから、いきみたい感じになってくる。助産学生さんに「いきみたいよ〜」と何度も訴えてしまう。学生さんは「そうですよね〜頑張って耐えましょう」と側に付き添い、さすってくれた。
旦那さんは「上手だよ、頑張ってるね」とずっと励ましてくれていた。
その頃には意識が曖昧で、陣痛の休みの時に意識が飛んで、陣痛が来たら目覚めて、耐えてを繰り返していた。途中夢の中で、何故かイギリスのキングスクロス駅にいた(ハリーポッターの影響?)。
そのまま時間は過ぎ、21時頃に夜勤の医師が来て診察される。
その診察が痛い。「いたーーい!」と絶叫。
そこで子宮口全開大。
LDRのベッドが分娩用に切り替わる。
家族に出てもらい、助産師さんたちが分娩の準備をしだす。その間、陣痛の度に絶叫してしまう。
助産師さんに「いきんでもいいよ」と言われ、では、と思い切りいきんだら、3回目の陣痛でパンッという破裂した感じがあり、その後何かが流れるのを感じる。
「破水した!」と助産師さんが言って初めてこれが破水か…と思った。
その後助産師さんたちが慌て始め、酸素マスク(5リットル)をつけられる。
赤ちゃんの心拍が急に下がったらしい。
「先生呼んで!」という声が聞こえる。
かすみんは先生が来る間、足に汚れ防止?のカバーをつけられたり、導尿されたり、呼吸を整えたりとしていた。
先生が来たら(院内にいたためすぐ来てくれた)、「赤ちゃんの心拍が下がったから、早く産むために会陰切開するよ」といわれ、「お願いします」と答えた。
サッと股が痛み(凄く痛かった)、その後の陣痛で思い切りいきみ、一回か二回でドゥルンッと赤ちゃんが出てきた感じがした。その後は「いきまない!ハッハッハッだよ!」と言われ、呼吸を変えていると「ふにゃぁ〜!」と声がして、赤ちゃんが産まれた。21:50だった。19時間かけての出産となった。
旦那さんは「産まれるから部屋に!」と言われ急いで部屋に入ったら、それからすぐに産まれたそう。
産まれたら陣痛は終了した。
力なく横たわっていたが、胎盤を出してもらい、会陰切開の縫合が始まった。
医師から「股の処置をするよ」と言われたが、良く理解していない状況で返事をした。
その後、股に強烈な痛みが(会陰切開の縫合)。
「痛い〜!」と再び叫ぶ。何をされているかわからずただただ恐怖と痛みに叫んでしまう。産むまではネガティブな言葉は言わないようにしていたが、もう産んだし、と思い「もうやめて〜!もうやだよ〜!」と泣き叫んだ。
医師から「痛いの?」と聞かれ、「怖い〜痛い〜」と答えていたらしい。怖かったんだね、かすみん…。因みに局所麻酔はしてもらっていた。ブスブスされて痛かったけど…。
結構麻酔を追加してもらい、40分かけて縫合が終了した。
縫合後、清拭、着替えをし、カンガルーケアとして裸の赤ちゃんと、かすみんは胸元を出して肌を触れあわせて過ごした。しばらくしたら初乳を飲ませ、赤ちゃんは助産師さんに連れていかれた。
旦那さんと話していると助産学生さんが胎盤を持ってきてくれた(バースプランに胎盤が見たいと書いていた)。思ったよりも大きくて、これが赤ちゃんに栄養を送ってたんだな〜と思う。
旦那さんと旦那さんのお母さんは陣痛からずっと側で付き添ってくれていた。
腰をさすってくれたり、声かけをしてくれたり。そのおかげで陣痛を乗り越えられたと思う。あとは助産学生さんは陣痛が辛くなってからは本当に心強かった。専門の人が側にずっといてくれたので、不安にならずにすんだ。助産学生さんはかすみんが産んだ日が実習最後の日だったそうで、本当にラッキーだったと思う。
妊娠がわかってからすぐにつわりが始まり、仕事も休職して、復帰したと思ったら産休の前に切迫早産でまた休み、お産は19時間かかり…と、ハッピーなマタニティライフ+お産は出来なかったけど、目の前の赤ちゃんを見ると、産んで良かったなと思う。
出産レポートはこれで終わりです。
次は産後のことについて書こうかなと思います。